新車を購入する場合シビックタイプRとランサーエボリューションでどちらを買うべきか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。その解決策として走行性能、価格などの角度から2台を比べてみましょう。
シビックタイプR | ランサーエボリューション | |
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6,280台 ネット市場流通台数 | 6,860台 ネット市場流通台数 | |
70台 月間平均販売台数 | 70台 月間平均販売台数 |
共に人気では優劣つけるのが難しいです。
シビックタイプRはハッチバックタイプの車で1997年に発売されました。現在、シビックタイプRの中古車の台数は市場に約6,290台流通しています。約80台が1ヶ月で成約しています。2023年の全車種人気ランキングでは270位となっています。
比較対象のランサーエボリューションは1992年に発売されたセダンです。現在、中古車販売サイトに流通しているランサーエボリューションの中古車の台数は約6,860台です。月間で平均で約70台が成約しています。2023年におけるランサーエボリューションの人気ランキングは全モデル中254位です。
中古車の買取相場はシビックタイプRが137.0~398.0万円、ランサーエボリューションの価格帯は137.0~398.0万円、上限と下限の価格の差(価格帯)はシビックタイプRもランサーエボリューションもさほど変わりません。
シビックタイプRの小売価格は125.0~245.6万円、ランサーエボリューションの小売価格は123.2~265.6万円です。両車とも似たような価格帯に属しています。
よって買取の際はシビックタイプRのほうがランサーエボリューションより安く買い取られる可能性が高いと言えます。今までのデータから両車とも販売価格はあまり変わらないと言えます。
シビックタイプR中古車のもっとも売れている年式は2007(692台)、価格範囲は137.8~233.3万円、対してランサーエボリューションは年式は2008(821台)、価格範囲は137.8~250.0万円となります。シビックタイプRの最多走行距离は7〜8 万km(298台)、価格範囲は137.5~231.3万円、一方ランサーエボリューションは8〜9 万km(430台)、価格範囲は138.0~250.0万円です。
ランサーエボリューション 2.0 GSR X 4WDの排気量のほうが大きくて、より最高速度や加速力を高めることができます。
駆動形式は両車で異なります。シビックタイプR 2.0はFFでランサーエボリューション 2.0 GSR X 4WDは4WDです。
FF方式(フロントエンジンーフロントドライブ)はエンジンとトランスミッションが横置きで、ファイナルドライブを一体化したトランスアクスルが一般的だ。FRより走行性能が劣るが、操舵と駆動の両方を行う前輪にかかる荷重が大きいため、通常の走行では安定性が高い。駆動力を後輪に伝えるプロペラシャフトが不要なため室内を広く作れることがメリットです。
4WD方式(Four Wheel Drive)は全輪駆動で未舗装道路や悪路でも強さを発揮します。燃費が悪いのが欠点ですが牽引力に関しては右に出る車はありません。
シビックタイプR 2.0とランサーエボリューション 2.0 GSR X 4WDともに現行モデルのエンジン種類は直列4気筒DOHCです。
直列エンジンは構造が簡単なために、メンテナンスにあまり手間がかからない、比較的軽量なエンジン。
2台とも最小回転半径5.9mになります。
ホイールベースは2700mm対2650mmでシビックタイプR 2.0のほうが大きな室内空間を確保でき、直進安定性に優れています。
2台とも機械式駐車場を利用できない可能性があります。
※ 機械式駐車場判断基準:全高1,550mm*全長5,000mm*全幅1,700mm以下
室内の容積は3.24m³対3.55m³です。乗車定員はそれぞれ4名対5名ですので、室内容積で割ると約0.81m³対0.71m³のスペースが1人あたりに割り当てられます。
ランサーエボリューションはシビックタイプRと比べると、長さと比べると、長さ+125、幅+5、高さ+30mmです。ランサーエボリューションの室内空間のほうが大きいです。軽快な走りをするために気になる重量ですが、140kgほどシビックタイプRが軽くなっています。
ランサーエボリューションの内部の長さは長いので、座るときリラックスできます。
シビックタイプR 2.0とランサーエボリューション 2.0 GSR X 4WDの安全装備と室内装備を比較してみます。
2台とも装備している横滑り防止装置はカーブを曲がるときに車がカーブの外側へのふくらんだり、内側へ巻き込んだりする挙動を防止して安定した走行をサポートするシステムです。
人気・販売価格・走行性能・ボディサイズ・安全装備で2車種を比較していきましたが、3勝1敗1引き分けでランサーエボリューションが優勢となりました。コストパフォーマンスを重視する方にはシビックタイプRをお勧めします。走りを楽しむ事を目的とした場合、ランサーエボリューションをチョイスしたほうがいい。現車確認や試乗をしてみて納得するまで比較してください。その際に、このVSページを少しでも参考にして頂けたら幸いです。