新車を購入する場合シビックタイプRとスカイラインGT-Rでどちらを買うべきか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。その解決策として走行性能、価格などの角度から2台を比べてみましょう。
シビックタイプR | スカイラインGT-R | |
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6,510台 ネット市場流通台数 | 2,990台 ネット市場流通台数 | |
70台 月間平均販売台数 | 30台 月間平均販売台数 |
人気では「シビックタイプR」が上です。
シビックタイプRはハッチバックタイプの車で1997年に発売されました。現在、シビックタイプRの中古車の台数は市場に約6,510台流通しています。約70台が1ヶ月で成約しています。2023年の全車種人気ランキングでは271位となっています。
比較対象のスカイラインGT-Rはクーペタイプの車で1989年に発売されました。現在、スカイラインGT-Rの中古車の台数は市場に約3,000台流通しています。約30台が1ヶ月で成約しています。2023年におけるスカイラインGT-Rの人気ランキングは全モデル中271位です。
シビックタイプRの買取相場は137.0~398.0万円、対するスカイラインGT-Rは242.0~648.0万円、最高値と最安値の幅がシビックタイプRより小さいです。
シビックタイプRは125.0~245.6万円、スカイラインGT-Rは223.7~499.9万円です。2台とも価格帯は近いです。
よって買取の際はシビックタイプRのほうがスカイラインGT-Rより安く買い取られる可能性が高いと言えます。また、スカイラインGT-Rのほうが高い値段で販売されるケースが多いです。
シビックタイプR中古車のもっとも売れている年式は2007(702台)、価格範囲は137.8~233.3万円、対してスカイラインGT-Rは年式は1995(220台)、価格範囲は253.8~468.0万円となります。シビックタイプRの最多走行距离は7〜8 万km(298台)、価格範囲は137.5~231.3万円、一方スカイラインGT-Rは199〜200 万km(184台)、価格範囲は253.0~468.0万円です。
スカイラインGT-R 2.6 4WDの排気量のほうが大きくて、より最高速度や加速力を高めることができます。
シビックタイプR 2.0の駆動形式はFFでスカイラインGT-R 2.6 4WDの駆動形式は4WDです。
FF方式(フロントエンジンーフロントドライブ)はエンジンとトランスミッションが横置きで、ファイナルドライブを一体化したトランスアクスルが一般的だ。FRより走行性能が劣るが、操舵と駆動の両方を行う前輪にかかる荷重が大きいため、通常の走行では安定性が高い。駆動力を後輪に伝えるプロペラシャフトが不要なため室内を広く作れることがメリットです。
4WD方式(Four Wheel Drive)は全輪駆動で未舗装道路や悪路でも強さを発揮します。燃費が悪いのが欠点ですが牽引力に関しては右に出る車はありません。
シビックタイプR 2.0の駆動形式は直列4気筒DOHCでスカイラインGT-R 2.6 4WDは直列6気筒DOHCです。
直列エンジンは構造が簡単なために、メンテナンスにあまり手間がかからない、比較的軽量なエンジン。
最小回転半径は5.9m対5.6mでスカイラインGT-R 2.6 4WDのほうが狭い道やUターンには便利です。
運転安定性の指標であるホイールベースを比べると2735mm対2665mmとなりシビックタイプR 2.0のほうが直進安定性に優れていて、車内に伝わる振動が少なくなります。
2台とも機械式駐車場を利用できない可能性があります。
※ 機械式駐車場判断基準:全高1,550mm*全長5,000mm*全幅1,700mm以下
室内の容積は3.39m³対2.75m³です。2台とも乗車定員は同じ4名ですので、室内容積で割ると約0.85m³対0.69m³のスペースが1人あたりに割り当てられます。
シビックタイプRはスカイラインGT-Rと比べると、長さと比べると、長さ+135、幅+145、高さ+40mmです。シビックタイプRの室内空間のほうが大きいです。軽快な走りをするために気になる重量ですが、110kgほどシビックタイプRが軽くなっています。
シビックタイプRの内部の幅は広いで狭くて窮屈に感じることは少ないです。
シビックタイプR 2.0とスカイラインGT-R 2.6 4WDの安全装備と室内装備を比較してみます。
シビックタイプR 2.0が装備しているレーンアシストは車線から外れそうになると、ドライバーに警報が発せられるとともに一定の条件下で、ハンドルの動きを適切に制御する。
シビックタイプR 2.0が装備している車間距離自動制御システム(ACC)は前を走る車との車間距離を一定に保ちながら、一定の速度での走行を自動でしてくれる装置です。
シビックタイプR 2.0が装備している横滑り防止装置はカーブを曲がるときに車がカーブの外側へのふくらんだり、内側へ巻き込んだりする挙動を防止して安定した走行をサポートするシステムです。
シビックタイプR 2.0のほうが安全装備を多めにつけられています。
人気・販売価格・走行性能・ボディサイズ・安全装備で2車種を比較していきましたが、4勝1敗0引き分けでシビックタイプRが優勢となりました。コストパフォーマンスを重視する方にはシビックタイプRをお勧めします。走りを楽しむ事を目的とした場合、スカイラインGT-Rをチョイスしたほうがいい。現車確認や試乗をしてみて納得するまで比較してください。その際に、このVSページを少しでも参考にして頂けたら幸いです。